期待していないからまあまあ

ハンガリーで行われた親善試合「ハンガリー代表−日本代表」は3-2と負け、なんとも言いがたい試合内容。
前半は西のドリブル勝負などもありましたが、それ以外は相手のうまいプレッシャーかグラウンドコンディションに慣れていないせいか自陣でボールが取られることが多く、ほとんどチャンスメイクできていませんでした。
チャンスらしいものがアレックスのFKと終了間際の久保竜彦のシュートぐらいでした。
相手も日本の田中誠茶野隆行坪井慶介の急造DFラインとボランチがうまく連携し、機能していたのか、それとも相手も決定力がないのか得点を許しません。
後半から試合が動き出します。FKを合わされて1点目を取られてしまいます。
ジーコアジアチャンピオンズリーグに出場していて疲れがでていた西紀寛福西崇史に代えて三浦淳宏加地亮を入れます。
ですがさほど効果は出ず試合は進んで行き、またもやFKからヘディングを決められて2点目を入れられてしまいます。
ここで藤田俊哉に代えて本山雅志を入れると、相手が緊張感が切れたのか運動量が落ちてスペースができます。
前半はほとんど前に向いてプレーができていなかった玉田圭司も徐々に持ち味を出してきました。
すると久保のパスを本山がつないで玉田がシュートを決めます。
続いて本山のパスを久保がうまい飛び出しで2点目を決めてくれました。
最後の3点目はPKによるもので、キッカケになった茶野のファールはちょっと可哀想な判定でした。


詳しい戦評は「蹴閑ガゼッタさんのコラム」と「KET SEE BLOG」さんを読んでみたほうがいいと思います。
この試合での収穫は・・・・田中誠が改めて使えることぐらいでしょうか。
久保の数少ないチャンスでも得点に結びつけられる能力があることも確認できました。
玉田も後半の動きをみていると今後に期待がもてそうです。
磐田勢の動きが鈍いのは仕方がないでしょう。
アレックスの出来の悪さは・・・恐らく出場すると思われる次のチェコ戦も同じだと厳しいですね。
自分の中では山田クン3号*1になりつつあります。
このメンバーで戦うのは今の監督のままだと恐らく最初で最後でしょう。
なので、この親善試合の成果はあまり期待できません。


テレ東の中継はVTRを挟むタイミングが下手なことを考慮して見ないといけないことがわかりました。
あと、先日中継したU-23代表のギリシャU-23戦同様監督をよく映すこともこの局の特徴のようです。
そのおかげでジーコが審判の判定に文句を試合中もよく言っていて、マテウスとは違いまったく指示を出さない姿が改めて確認できたんですが・・・。
あの人は監督じゃなくて、控えの一選手としているんじゃないかと思ってしまいました。
女子サッカーの北朝鮮戦U-23のギリシャ選抜戦が見れなかったのが悔やまれます。
懐かしのサムシングエルス、久々に見たかったなぁ〜。



*1:意味:ドカベン岩鬼が「や〜まだ〜!!」と叫んでしまう様に叫んでしまう人のこと。よくミスるので叫ぶ回数が多い。ちなみに1号は日ハム・山田クン、2号は代表召集時のレッズ・山田クン。