最近見たバラエティ番組

ABCの深夜番組「ますだおかだ角パァ!」を視聴。
どうやら松竹の狭いアットホームな劇場・B1角座で収録する、月1で放送する番組のようです。
司会はますだおかだで、今回のゲストは小野真弓
内容は漫才とゲームみたいなものをしている、ごく普通の典型的なお笑い番組でした。
漫才はアメリカザリガニ安田大サーカス、T・K・O、なすなかにしオジンオズボーンが披露していました。


アメザリが今回披露していたのは桃太郎ネタ。
面白かったですよ。でも、このネタは賞レースには使えないでしょう。
私としては久しぶりにネタをしているところを見たんですが、思ったよりもレベルアップしていないような気がしました。
マニアックなネタを織り交ぜた、若手吉本芸人には見られない昭和の漫才師のテイストがする彼らなのですが・・・。
個人的には好きな漫才師なので、これからもいろんなネタを見せて欲しいですね。
安田大サーカスは飛行機ネタを披露。
話の流れ、オチなどは一緒なんですが、すこし違ったパターンを見せていました。
彼らの勢いに見ているこちらも頬が緩んでしまいます。
小野真弓木下大サーカスと間違えられていましたが、知名度はこれから上がっていくでしょう。
T・K・Oの今回のコントは・・・・印象に残るものはありませんでした。
赤ん坊を抱いた、出会い系待ち合わせのオンナとサラリーマンのコントだったんですが、女役の木下が恐かったぐらいです。
今回の漫才の中で個人的に一番面白かったのはなすなかにしの先生と不良のネタ。
軽トラとか横山たかし師匠とかのボケネタのチョイスが好きですね。
オジンオズボーンはプールでじゃれあう子供ネタ。
彼らの持ちネタ「漫才師の仲が良い時、悪い時の設定」をうまく組み合わせていました。
この設定で数パターン、ネタをもっているんでしょう。
ネタ中に叩いた時に口の中が切れたときには、客が引いていました。
不測の事態に彼らがアドリブで笑いに変えれなかったところは残念でした。


B1角座と同じビルにある居酒屋・魚民で全メニュー制覇するという企画に挑んだ安田大サーカス・HIRO。
トータルすると20,000カロリーするらしいです。(一般成人男性の約10日分!!)
番組冒頭から企画を開始して、結局は全部食べ切れませんでした。
途中で嫌いな茄子がでてきたのが原因だったようです。
それでも71品目食べるのは見事でした。


さらに見事だったのはOverDriveの石野。
客も引くウソつきな彼の素顔を調べたドッキリ企画でコンパをし、予め仕込んだ女性の部屋に連れて行きそこでチンピラに扮した役者が出てくるというベタな企画でのことでした。
連れ込んだのはマンションの5階にある部屋だったんですが、チンピラが彼の隠れているはずのベランダに行くと消えていたのです。
これには役者さんたちもパニック。見ているこちらも「??」って感じでした。
解説を聞いて唖然。石野は5階のベランダから身体を振り子のように揺らして3階のベランダに飛び移った、とのことでした。
チンピラが部屋から出たと聞くと、逆にベランダをよじ登って来た石野。
火事場のクソ力とはいえ、見事。私にはできません。
残念なのはその様子をカメラで撮っていなかったこと。ベランダにカメラを仕込んで欲しかったです。
スタッフもいい場面を撮り損ねて残念に思ったことでしょう。


かつての「ナイトinナイト」の名物コーナー、月亭八方師匠の楽屋ニュースをパクッた角座事件簿のコーナーでも驚愕の話が披露されていました。
ますだおかだの増田がどこでもおしっこをする、という話の中で今は亡きど真ん中ホール時代の出番前に紙コップにおしっこをして本番に望んだらしいのです。
すると、次の出番の海原かなた師匠がそのおしっこを一気飲みしてしまったそうです。
何も知らない師匠は「このお茶、ぬるいな」と言ったとのこと。
知らぬが仏とは言いますが、まさにこのことでしょう。
増田はこのほかに高速道路を走っている車のドアを開けて、おしっこをしたことがある話をしていました。


どうやら6月にも番組があるようです。
松竹主催の数少ない番組ですから、これからも続いて欲しいですね。
吉本にはないマッタリとした感じが私は好きですね。


吉本ですが、絶好調の影響か新たに新宿に新劇場を建設する構想を発表
確かにM-1グランプリをきっかけに漫才ブームが起きていますからね。余裕があるところは強気に出て当然でしょう。