ケガには気をつけて(From関西アレ野球ニュース)

阪神日本ハム山田勝彦捕手の近況について。
ちょっと懐かしい名前を目にしたので紹介。
この山田クン、ほとんど一部の阪神ファンから「阪神長期低迷の象徴」と言われた人物。
彼の特徴は「打てない、投げれない、読まれる、守れない」の四拍子揃っていること。
並みの高校生級バッティングセンス(阪神での累計打率.207)で得点圏に走者がいても得点の匂いをまったく感じさせない打撃、中学時代に投てきでジュニアオリンピックに出た経験があるにも関わらず2塁で刺すことがほとんどないほどの弱肩、ノーマークでないと盗塁できない脚、ピンチになると外角低目を要求する素人にも読まれるリード、パスボールにクロスプレイではボールを落とす不安定な守備・・・・・・
こんな評判を持つ方が正捕手でがんばっていたのです。そりゃ、選手会長であるにもかかわらず2軍暮らしの経験もさせられるはずです。
確かに木戸から正捕手の座を奪って、ヤクルトとの優勝争いをした一翼を担ったのは確かです。その点は阪神ファンも評価していました。
しかし、そのファンもあまりの不甲斐なさに「やぁ〜まだぁ〜!!」とドカベン岩鬼ばりに罵声を浴びせるのも無理ありませんでした。
扇の要と呼ばれる立場にある彼のせいで、「阪神は6位が定位置」と言われても仕方のなかったのかもしれません。
しかし、日ハムの阪神への野口捕手移籍という毒電波に犯された暴挙のおかげで、彼は2003年に日ハムにトレードされたのですが、キャンプ25分でリタイヤとなる身体を張ったギャグ悲劇にみまわれます。
そのせいかはたまたいつも通りなのか40試合に出場にとどまり、打率も.169止まりでした。
そんな彼も今期から、古巣阪神で共に戦った人前での努力を嫌う目立ちたがり屋宇宙人新庄剛志と一緒にプレーすることになりました。
チームの通訳懸け橋だけではなく、彼自身勝負の年になりそうです。
阪神からパ・リーグに移籍して活躍した選手はたくさんいます。彼もぜひ華を咲かせて欲しいです。


そんな山田クン、昔はノムには技量を買われていたらしい。
ヤクルト時代に古田、野口、カツノリがいるのにもかかわらず、フランス帰りのムッシュにトレードを打診したとのこと。
その巧妙なトラップのせいで、関川を中日に出したという噂。
真偽の程はわかりませんが、これが結果的に阪神の暗黒時代が延長されたことは確かでしょう。


彼の日ハム応援歌の歌詞は以下のもの。

山田と書いて立役者 今宵も見せろ鉄の肩
秘めた闘志を胸に 燃えろ山田根性だ

「鉄の肩」 = 「鉄のように重い肩」 = 「弱肩」ということらしい。
・・・・・・がんばれ〜。負けるな〜。力の限り〜。
古っ。もう忘れているやろ、世間は。
ちなみに彼のファンサイトはこちらです。