新天地での出発

パルマのMF中田英寿が1月2日をもってボローニャに移籍が決定。その報告と今シーズンを振り返る。
今シーズンが始まる前にも移籍する噂(その時はたしかラツィオ)があったが、その時は残留を選択。その後、パルマの親会社パルマラットの子会社の粉飾会計で経営危機に。それによる人件費削減の必然性にパルマが迫られたことと中田自身のプランデリ監督の起用法に対する不満から移籍を決意した模様。
彼の不運なところは移籍金が高騰してしまったことにある。俗に言う欧州サッカーバブルの負の遺産を背負ってしまったわけだ。また、彼自身の契約事項の多さも過去の移籍に障害になったといわれている。
今シーズンの彼は自身が語るようにほめられる内容ではなかった。だがそこから教訓も得ている。

残念ながら現時点で、自分の置かれた状態は、昨年と同じか、それよりも酷い状況になってしまった。
期待していたトップ下のポジションは、結局一度もやることもなく、さらに最近では試合に出場する機会も少なくなり……。<中略>
それは、チームの大小だとか、有名無名なんて全く関係なくて、自分の納得したポジションで試合に出れてこそ、初めて自分がサッカーをやる意義があるということ。このことは、サッカーというフィールドにおいて、今後の自分の進路を決めるのに大きな指針になった。

移籍先のボローニャは現在14位と2部降格圏内。降格の危機を脱することが彼に課せられた使命となる。
残りのシーズンで結果を残すことができるのだろうか。今後の中田の試合に注目である。

それにしても、こういう移籍話って本当にすぐに漏れるよね。何でだろう?

それは仕方がないでしょう。人の口に戸はたてられませんから・・・(特にイタリアは ← 個人的偏見)
ある選手なんかは契約書そのものがマスコミに出てしまうなんてことがありますからね。